【産地】フランス/ボルドー
【赤】カベルネソーヴィニヨン/メルロー/プチ・ヴェルド
ムーリの多様なテロワールを活かしたワイン造りが特徴の実力派シャトー。豊富なタンニンと濃厚な果実の味わいが魅力のバランスに優れた仕上がり。
ムーリのトップシャトーの1つであるシャス・スプリーン。格付けシャトー並のクオリティーがあり、日本でも漫画『神の雫』第7巻でシャトー・マルゴーに対して提案したワインとして登場したシャトーです。カベルネ・ソーヴィニヨン由来のフレッシュさやミネラル感、メルロならではのまろやかさを存分にご堪能いただけます。
味わい
外観は輝きのあるルビーレッドの色調。ブラックベリーやカシス、プラムなどの黒系果実のアロマに、チョコレートやクルミ、煙草などの洗練されたニュアンスが香り立ちます。ミディアムボディで、熟した果実味と生き生きとした酸味、繊細なタンニンが重なるスタイル。甘草やシナモンを思わせる余韻が導く、ジューシーなフィニッシュが魅力です。今後の熟成にも期待される、フィネスに富んだ1本をお愉しみください。
飲み頃
~2050
格付けシャトー並みのクオリティと知れ渡って久しいにも関わらず、未だに10年以上熟成したボトルも控えめ価格で味わえる稀有な1本です。日本では、漫画『神の雫』第7巻に登場したことでも広く知られ、五大シャトーのシャトー・マルゴーに対して提案したワインとして登場。ペガサスに乗って旅をするイメージと紹介されました。
シャトー・シャス・スプリーンのあるムーリは、メドックで最も小さいアペラシオンですが、並はずれた多様性を持つテロワールがあり、厚い砂礫の層に植えられたカベルネ・ソーヴィニヨンからはフレッシュさとミネラル感が、粘土が石灰岩を覆う土壌で育ったメルロからはまろやかさと口当たりの優しさがそれぞれ感じられます。力強いタンニンを感じますが、それにも勝る豊富な果実味があり、バランスに優れた仕上がりのワインです。
シャトー・シャス・スプリーンCH. CHASSE SPLEEN
クリュ・ブルジョワ級の筆頭、ムーリスのトップシャトー
フランス語で「憂いを払う」の意味のシャトー・シャス・スプリーン。1821年、このシャトーに滞在した英国の詩人バイロンが命名したと言われています。1976年に以前のオーナーから買収されて以降、シャトー運営に関することなどが見直され、より高品質なワインが造り出されるようになりました。格付けシャトー並みのクオリティと知れ渡って久しいにもかかわらず、未だに10年以上熟成したボトルも控えめ価格で味わえる稀有な存在です。 日本では、漫画「神の雫」(7巻)に登場したことでも広く知られ、ペガサスに乗って旅をするイメージと紹介されました。彼らが所有する畑はメドックからポイヤックに抜けるシャトー街道沿い、マルゴーとサン・ジュリアンの間に位置しています。シャトー・シャス・スプリーンのあるムーリスは、メドックで最も小さいアペラシオンですが、並はずれた多様性を持つテロワールがあり、ピレネー山脈とガロンヌ河由来の砂礫だけで構成された土壌から、粘土・石灰質の土壌まで、それぞれが補完しあうように広がっています。 特筆すべきは一貫して上質なワインを生産する点。グレートヴィンテージの際は三級のシャトーと同等の評価を受けることもしばしばあります。シャス・スプリーンのワインは、このアペラシオンのテロワールの多様性を反映しており、厚い砂礫の層に植えられたカベルネ・ソーヴィニヨンからはフレッシュさとミネラル感が、粘土が石灰岩を覆う土壌で育ったメルロからはまろやかさと口当たりの優しさがそれぞれ感じられます。